スーツケースのパスワードロックが開かない時の対処法と予防策

スーツケースのパスワードロックが開かない時の対処法と予防策

旅行中にスーツケースのパスワードロックが開かなくなったら、どうすればいいでしょうか?このブログでは、そのような状況に対処するためのいくつかの方法を紹介します。

スーツケースの鍵の種類

鍵式
鍵で開け閉めするタイプのスーツケースがあります。これらの鍵穴に採用されているのはピンシリンダーなどの防犯性の低いギザギザした鍵であることが殆どなので、ピッキングで開けることができます。

TSAロック
TSAロックとはTSA(米国運輸保安局)から認証された鍵のことを指し、鍵穴のところにTSAと刻印がされています。米国内の空港では移動や出国の際に、預け荷物の検査をTSA職員が行うことになっています。そのため、荷物の検査をするためにスーツケースの鍵を開けたまま預ける必要があるのですが、TSAロックが付いている場合はTSA職員が解錠工具を使って鍵を開けることができるため、鍵を閉めたままでも荷物として預けることができます。

ダイヤル式
ダイヤル番号を合わせることで鍵の開け閉めができるスーツケースになります。英数字の文字板を回転させることでダイヤルを合わせるのですが、3桁~4桁の番号を揃えることになります。桁数が少ないため、番号の総当たりをすれば開ける事ができますが、開けるための手間を増やせるため防犯効果があります。

スーツケースが開かないときには、パニックにならずに冷静に対処しましょう。開ける方法は大きく分けて4つあります。

1. 自分で開ける
2. メーカーに問い合わせる
3. 鍵開け業者に依頼する
4. 旅行先でリペアサービスを利用する

それぞれの方法のメリットとデメリット、注意点を詳しく見ていきましょう。

対処1|自分で出来るスーツケースの開け方

鍵の紛失やダイヤル番号が分からずに開けられない場合は、この記事で紹介する自分で開けられる可能性が高いです。不具合が起きて開けられない場合は鍵屋に相談しないと開けられないことが多いのでご注意ください。

ファスナー、ジッパー式のスーツケースを開ける方法

ファスナーで開け閉めするスーツケースの場合は、ボールペンを使って鍵を開けずにスーツケースを開けることができます。ただし、この方法でファスナーを開けると高確率でファスナーが壊れてしまうので、スーツケースが壊れてしまうのを覚悟して行った方がいいです。また、鍵を開ける訳ではないので、鍵は閉じたままになります。

実際の手順は以下のような画像で紹介されています。

1. スライダーを一番端に持っていく
まずは、スライダー(チャックを開け締めする時に持つ部分)を端っこに持っていきましょう。


2. エレメントにボールペンを差し込む
スライダーから離れた部分のエレメント(チャック部分)に、ボールペンを差し込みます。


3. 指を入れてケースを開ける
ボールペンが差し込めたら、そこから指を入れてエレメントを広げていきます。

大きな力ををかけずとも、簡単に開いてくれます。



4. スライダーを反対の端まで持っていく
そのままだとチャックがうまく閉まりませんので、中の荷物を取り出し終えたら、スライダーを反対の端まで持っていきましょう。

スライダーを先ほど移動した反対側へスライドさせると、チャックは閉まり元どおりになります。

 

 

番号キーのスーツケースの解鍵方法

スライダーがロックされて動かせない場合は、ボールペン技が使えません。
番号キーは初期設定で「000」や「0000」にされている場合が多いです。
一度「000」や「0000」に合わせてみて開くかどうか確認してみてください。

残念ながら開かなかった場合は少しコツがいりますが、下記の方法を試してみましょう。

簡単なパスワードロック
このタイプのパスワードロックは、数字の下に小さな溝があるものです。溝を見つけるためには、手元に懐中電灯やスマートフォンのライトがあると便利です。溝を見つけたら、以下の手順で開けることができます。

1. 溝を同じ方向に合わせる


2. 同じ方向に数字を回す, 三つの数字を一度に一桁ずつ増やす

3.開かなければ繰り返す
この方法であれば、最大で9回回せば開くはずです。ただし、この方法は簡単なパスワードロックにしか適用できません。小穴付きや税関用のパスワードロックでは使えません。

シリンダーのパスワードロック
このタイプのパスワードロックは、数字の横に小さな穴があるものです。穴を通して内部の構造を覗くことができます。穴から見える溝や凹みを探すためには、やはり懐中電灯やスマートフォンのライトが必要です。溝や凹みを見つけたら、以下の手順で開けることができます。

1. ダイヤルの隙間からシリンダー部分を覗く

写真の銀色の部分がシリンダーです。
こちらの銀色のシリンダー部分を見て、ロック番号を判断していきます。
シリンダーが見にくい場合は、細いマイナスドライバーなどを隙間に挿入すると見やすくなります。


2. シリンダー部分の凹みを探す

写真だと分かりにくいですが、シリンダー部分に凹みがあります。

スマホのライトなどで照らしながら作業するとわかりやすいです。

凹みが見えたら、そこがロック番号です。

ロック番号を見つけたら次の番号に移りましょう。



3. 他のシリンダーの凹みも探す
先ほどと同様に他のシリンダーの番号も同じ手順で探していきましょう。

4. 鍵が開くか確認
全てのダイヤルのシリンダーが揃ったところで一度、鍵が開くか確認してみてください。


5. 開かなければダイヤルの数字を一つずつ進める
鍵が開かない場合、ダイヤルの数字を1つずつ進めましょう。

例))
「509」でシリンダーが揃っている場合に開かなければ「610」「721」「832」・・・と進めていきます

シリンダーが見えない場合

暗かったり目が悪かったりしてシリンダーが見えないときは、刀の刃など細くて硬いものでシリンダーの隙間に入れてみてください。

シリンダーの凹みを感じたら、そこがヒントです。
感触は微妙なので注意が必要です。

ただし残念ながらシリンダーが見える隙間もなくカッターの刃も入らないような番号キーのスーツケースもあります。
その場合は数字を全部試す方法になります

3桁の番号キーなら「000」〜「999」までの1000通り、4桁なら1万通りです。
3桁なら1時間以内に開けられますが、4桁なら3〜4時間かかります。

その場合は購入したメーカーに問い合わせるか鍵の専門家に問い合わせるのが早い解決方法となります。

税関用パスワードロック

このタイプのパスワードロックは、上部に鍵穴があるものです。この鍵穴は税関で開けることができます。税関では、荷物内に違法品や危険物がないかチェックするために、この鍵でロックを開けることがあります。その際に、ロックが壊れたりパスワードが変わったりする可能性があります。その場合は、以下の対処法があります。

  • 税関職員に連絡する
  • 税関職員から鍵を借りて開ける
  • 税関職員から修理や交換を依頼する

ただしこれらの対処法は税関で行う必要があります。税関を出てから気づいた場合は、自分で修理するか新しいロックを買うしかありません。また、この方法は税関パスワードロックにしか適用できません。簡単なパスワードロックや小穴付きパスワードロックでは使えません。

TSAキーロックのスーツケースの解鍵方法

TSAを外す時に先の曲がったピンセットがあると便利ですが無ければヘアピンだけでもいけます。

1. 鍵穴にピンなどの針金を差し込みます
鍵穴から見えるピンのようなものを押し下げます、この時に針金をシリンダーの回転方向に力をかけておきます。



2. 上のシリンダーを押し上げる
鍵穴の奥にある見えないピンを手の感覚で押し上げていきます。
感じ的にはフッと軽くなるような感覚があります。
見えない部分のピンは複数個あるので根気よく順番に押し上げていきましょう。

3. 全てのピンを押し上げたらシリンダーを回します



慣れた人なら2分もあれば解錠できますが素人には少し難しいです。
また、誤って針金がシリンダー内部で折れてしまうことにより事態が悪化してしまう事例もあります。
できるだけメーカーに問い合わせるか鍵の専門店にお願いすることをおすすめします。

ロックに異物が詰まった場合

もしロックの穴やスロットに異物が詰まっている場合は、まずは細いピンや針などを使って異物を取り除いてみてください。しかし、無理にこじ開けたり引っ張ったりすると、ロックを壊したり傷つけたりする可能性があります。そのため、自分で取り除けない場合は、専門のロック修理業者や鍵屋さんに依頼することをおすすめします。

スーツケースの鍵を自分で開ける時の注意点

これらの方法は緊急時にしか使えません。鍵やスーツケースを傷つけたり壊したりする可能性が高いです。興味本位で試さないでください。

もし自信がない場合や時間がかかる場合は、メーカーや鍵の専門家に依頼することをおすすめします。鍵の専門家は早く安く鍵を開けてくれます。


対処2|メーカーに問い合わせる

自分で開ける方法が難しい場合や、旅行まで日数がある場合では、スーツケースのメーカーに問い合わせて対処してもらう方法もあります。

この場合、メーカーによっては、鍵開け作業が修理の一環として費用を請求されることがあります。

そのためメーカーに依頼をする際は、事前に鍵開けで費用がいくらかかるのかを確認しておくとよいでしょう。

またメーカーによってはスーツケースのレンタルが可能なところもあるので、一度確認してみてもよいかもしれませんね。


対処3|鍵開け業者に依頼する

鍵のトラブルなら、鍵に詳しい鍵屋に相談するのが一番早く確実に鍵開けできます。
鍵屋は日々、さまざまな鍵トラブルと向き合い解決しております。
専門業者の鍵開け料金は5,000円~1万円程度かと思われます。

この方法のメリットは、自分で手間をかけずに、素早くスーツケースを開けることができることです。また、鍵屋はスーツケースの種類や鍵の種類に関係なく、ほとんどの場合で解錠できます。

デメリットは、費用がかかることです。また、鍵屋に依頼する場合は、スーツケースの所有者であることを証明する必要があります。身分証明書や購入証明書などを用意しておくとよいでしょう。

対処4|旅行先でリペアサービスを利用する

旅行先でスーツケースが開かなくなった場合は、空港やホテルなどにリペアサービスがあるかどうか確認しましょう。リペアサービスでは合鍵の作製や鍵の交換、解錠などを依頼することができます。

この方法のメリットは、現地で手軽に解決できる可能性があることです。また、デメリットは、リペアサービスが利用できない場合があることです。空港やホテルによっては、リペアサービスがないか、営業時間が限られているかもしれません。その場合は、鍵屋に連絡する必要があります。

以上が、スーツケースのパスワードロックが開かなくなった場合の対処法です。旅行中にこのようなトラブルに遭わないためには、以下の予防策をとることがおすすめです。

  • パスワードを忘れないようにメモする
  • パスワードを簡単に推測されないようにする
  • ロックの状態を定期的にチェックする
  • 荷物に貴重品を入れない

以上の方法で、旅行中のスーツケースのトラブルを少しでも減らすことができると思います。皆さんの旅行が楽しく快適になることを願っています。

また、New Tripスーツケースは、高品質な素材と堅牢なロックシステムを備え、旅行中の安全性と便利さを追求して設計されています。New Tripスーツケースは、忘れられずに使いやすいパスワードロックや信頼性の高い鍵穴ロックが付いており、あらゆる旅行ニーズに対応する製品です。パスワードを忘れたり、ロックの内部構造が破損したり、異物が詰まったりした場合でも、New Tripスーツケースの優れた品質と耐久性により、トラブルを最小限に抑えることができます。是非、New Tripスーツケースをお試しください。

 画像リンク:https://newtrip.online/products/

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